「インスピレーションによる冒険を、大切にしていきたい。」

INTERVIEW FILE01

  • メランジェネックレス
  • お花ヘアコサージュ
  • アンティークボタンペンダント
  • ロングチェーンネックレス
  • サファイアピアス
  • sample

後で役にたつとは思いもしなかった、販売員としての日々。

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大学では心理学を専攻していましたが、学生って時間がたくさんあるでしょう。色んな所に顔を出すうちに、アートやデザインに興味を持つようになりました。卒業する時にはもう、ジュエリーの専門学校に通い直す事を決めていて、それが「ヒコ・みづのジュエリーカレッジ」です。

昼間は働きつつ、夕方から学校という日々。雑誌で見たジオデシックというブランドを調べて、直接電話をし、ジュエリー販売のアルバイトをしました。「向いてない!できない!」と思いながら始めた販売の仕事でしたが、意外と楽しかったですね。

こちらの伝え方次第で、お客様の気持ちにダイレクトに作用するという事が分かり、「ものの良さ」を伝える努力をしました。この時の経験は、後々、思いがけず役に立つ事になりました。

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皆が「売って!」と声をかけてきたリング。

学校では、課題に沿って制作をしなくてはならないのですが、私は、すぐに課題からそれていきました。(笑)当時はシルバーアクセサリーが全盛だったのですが、何もないところから紙にデザインして、手に血豆をつくって金属をたたいたりするのは、スムーズじゃない。

まず面白い石があって、変わったビーズとかがあって、それに啓発されてデザインするのが、私としては自然な事でした。

月に何度かはビーズ屋さんに通って、とりあえず気になるものを買っちゃう。で、時間がある時に自由に作っていましたね。

その中のひとつに、チョコレート色とピンク色のビーズで作ったリングがあったのですが、これが思いがけない評判を呼びました。特に売るつもりもなく作ったリングだったのですが、私の友達が、さらにその友達が、またさらにその同僚が欲しいと言ってくれて。極めつけは、ユナイテッドアローズに勤めていた友達が、「なにこれ!うちで売れるんじゃない!?私が会社につけていってみる!」と言ってくれた事でしょうか。

すぐにユナイテッドアローズの神宮前の本社に呼ばれて頼まれたのは、リング250個、ブレスレット60個!これを、1ヶ月半で作りました。 工場に出すなどという方法を知らないから、ひとりで全部作って…。一日のノルマを自分で決めたのですが、それをこなすのは、過酷でしたね。最後には、作りながらテレビを見れるまでになっていましたよ。(笑)

ひたすら、目の前の仕事を仕上げていた状態でしたが、納品し終わって、綺麗にディスプレイしてあるのをユナイテッドアローズで 見た時は、それは嬉しかったです。

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突然とりつかれたアンティークの魅力。

その頃、骨董市に行って、1920年代のすごく繊細なビーズ刺繍に出会いました。 ドレスから抜き取ったりしたパーツで、そのままだと何でもないものですが、「これは何とかしなきゃ!」「何かにしてあげたい!」と強く思いましたね。

早速、気に入ったものを購入し、レースとスウェードを組み合わせてブレスレットとネックレスを作りました。そのまま自分で持っていてもしょうがないので、表参道にあるedit for lulu(エディット・フォー・ルル)というセレクトショップに持ち込みました。

この時、GINZAとか様々なファッション誌に私の作品が載ったのですが、一番感動したのは、カリスマスタイリストのソニア・パークさんの時計の広告で、私のブレスレットが使われた事でしょうか。ただ、買った素材がなくなったらそれで終わり。もう、次の素材との出逢いを求めていました。

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頼まれて立ち上げた、天然石ビーズのお店。

私の母は、宝飾ジュエリーの会社に勤めていたのですが、その会社が、天然石ビーズを扱うお店を開店する事となり、「お嬢さん、そういう仕事していなかった?」と私に白羽の矢が立ちました。

天然石ビーズの仕入れから、デザイン、制作、ディスプレイ、パッケージの選定。店頭で販売もしましたし、オーダー受注、ジュエリーリフォームの相談にものりました。

とにかく、いくらでも仕事がある。作るのも。売るのも。忙しくて、自分の作品を作るのはストップしてしまいました。

でも、このお店では自分のデザインのものは自由に作って提案できたし、天然石についても詳しくなれたし、充実した日々でしたね。

2年がすぎたころ、ある程度お金もたまって来ましたし、アンティーク素材は買いためてましたから、自分で作りたいものもかたまってきて、退社させてもらいました。

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デパートでのデビュー。

退社させてもらった時は、次の活動への確固たるビジョンがあった訳ではないんです。でもすぐに、知り合いに銀座・松屋さんを紹介していただきました。

7階にある「遊びのギャラリー」での出展が1年後に決定し、その前に、1階で行われた『女性が選ぶ「優れもの展」』に出展させていただきました。

この時は、大盛況のイベントの波にのって、沢山売れました。デパートで販売していた経験も、役にたったわけです。

自分の作品を買ってくれるお客様の顔も見れて、結果も出て、自信につながりましたね。この頃から、定期的な展示会を開始しました。

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石好きが高じて、インドへ。

天然石ビーズの仕入れ先とは、独立してからも仲良くさせていただいてます。中国の石は、染色がしてあったり、綺麗すぎる石が多いのですが、インドの石は、ナチュラル感があって、好んで使っています。

とうとう昨年は、仕入れ先であるインド人ファミリーの住む街、宝石で有名なジャイプールにも行ってしまいました。(笑)

女性のサリーとか、建物の色が美しくて、強烈な経験でした。帰って来てみて、色に対する感覚は、影響を受けたかな、と思います。

しばらくして、インドで仕入れた素材をテーマにした展示会を開きました。

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お客様に喜ばれる作品づくり。

ダイレクトにお客様に対面して作品を売っていますから、ひとりで作っていた頃よりも、「お客様に喜ばれるものを作りたい」という気持ちはすごくありますね。

今後については、またインドにも行きたいし、今までと変わらず、素材との出会いを生かしていきたい。

素敵なものをつくるデザイナーさんともたくさん知り合う事ができたので、横の関係を生かして、コラボレーションとかもできたら嬉しいなと思います。

私は、自由にデザインをしていますので、お客様には、その部分を一緒に楽しんでもらって、身につけてもらえたら嬉しいです。
(2007.12 天然石の仕入れ先にて)

 

アクセサリー作家
ナツコサクライ
Natsuko Sakurai

■Profile 大学卒業後、ヒコ水野ジュエリーカレッジにて彫金を学ぶ。アンティークパーツとの出会いから素材をいかした一点物の制作を開始。デコラティブなデザインから天然石を使ったシンプルなデザインまで幅広く展開中。
■活動略歴
【展示会・イベント】
2006年 個展「アンティークな装身具」松屋(銀座)
2007年 個展「物語りからうまれるジュエリー、ジュエリーからうまれる物語り展」
Ayumi Gallery(神楽坂) 他デパートイベント、展示会出展多数
【取り扱い店舗】
ブリーク/mofmof/からたちの店/goldan buncy/goldandbouncy
※ユナイテッドアロウズ、エディットフォールル、マカロンでは、現在取り扱っておりません
【掲載誌】
2002年7月号 spring(宝島社) 「中島美嘉」特集
2002年7月号 JILLE(双葉社) 「アロハテイストカタログ」特集
2002年7月号 GINZA(アシェット婦人画報社) 「ボリュームアクセサリー」特集
2005年5月号 ELLE(アシェット婦人画報社)  「エルのアクセサリー宣言」特集
2005年6月号 anan(マガジンハウス) 「Antenna」コーナー
2005年8月号 ar(主婦と生活社) 「モテ髪バイブル」特集
□Web http://natsukosakurai.com/
 

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SALONE AOYAMAとは

  • 東京・青山から発信するプロジェクト。
    WEB初出展のクリエイターを多く扱うオンラインギャラリー&セレクトショップです。
  • 自宅にいながらにして、青山を散策した時のような心の響きを提供。
    「豊かなアソビゴゴロ」があるライフスタイルを提案してまいります。